ターゲットの中に、自社製品を他社製品とは違うものとして認識させる努力をポジショニングという。
「ポジショニング」はジャック・トラウトとアル・ライズが1970年代末頃に提唱。
製品に対するポジショニングではなく、ターゲットの心のなかの位置である点に留意。
トラウト「狙っている客の心のなかで、あなたの製品をどう独自化するのかが、ポジショニングの本当の意味である」
つまり企業の都合で定義してはならない。
コトラーが提唱するのはこの方式。次の文章の()の内側に適切な用語を当てはめ、それが達成できるような方法を取ってポジショニングする。
「私たちは(ターゲット市場)に(私たちの製品)を(簡単なフレーズ)とみなしてほしいし、(競合する製品)より重要で、より有益だと思ってほしい」
例
「私たちは(スマートフォン市場)に(iPhone偽)を(安価なiPhone ) とみなしてほしいし、(iPhoneそのもの)より重要で、より有益だと思ってほしい」
ポジショニングを決めたら、そのセグメントにおいてNo.1を目指さなければ無意味。独自のポジショニングを築くというのは、そのセグメントでNo.1になるということ。
マイケル・トレーシー、フレッド・ウィアセーマのNo.1企業の定義。
1 経営実務面での卓越性
2 製品のリーダーシップ
3 顧客との親密性
これらのいずれかで、最高の評価をうけている。
この他にも、品質、特徴、技術、価格、重要性、独自性、卓越性、伝達性、先制性、収益性といった項目がある。
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