同じような行動を取るグループを、集団化すること。市場細分化とも言われる。
セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング(STP)について。
市場が単一であると見做せた時代はマス・マーケティングが有効だった。
現在は、共通のニーズを持つ集団に市場を細分化して、そこに製品を供給したほうが効率が高くなる。
市場を細分化するという事をセグメンテーションと呼ぶ。細分化された市場はセグメントと呼ばれる。
セグメンテーションの際の基準、そのものが大事になる。
1 人口統計的変数(デモグラフィクス)
年齢、世帯規模、家族のライフサイクル、所得、職業
2 地理的変数
地域、都市、人口密度etc
3 心理的変数(サイコグラフィクス)
ライフスタイル、パーソナリティ
4 行動上の変数
利用頻度、利益、ユーザーの状態、利用割合、利用状況、ロイヤリティ、購買認知段階
5 製品・サービスの属性変数
製品・サービスの品質、性能、サイズ、デザイン
近年は、行動上の変数が重視されている。企業やブランドに対する顧客ロイヤリティの度合いで顧客を細分化するロイヤリティ・セグメンテーションもそのひとつ。
サイコグラフィクス変数は、スタンフォード調査研究所(SRI)制作のVALSが有名。
VALSは対象者を価値観・ライフスライルでセグメンテーション。
Japan-VALSもある。これは日本の消費者を3つのモチベーションで区分して、10のグループに分割。
Japan-VALS
「イノベーター」
4%の革新創造派「新しいものに積極的な高感度消費リーダー」
初期採用者
4%の伝統尊重派「日本の伝統文化を守り、継承する層」
5%の社会達成派「キャリア・社会指向の強い良識層」
6%の自己顕示派「レジャー・ファッション高感度享楽層」
初期多数派
8%の伝統派アダプター「伝統尊重派に追従する層」
14%の社会派アダプター「社会達成派に追従する層」
12%の自己顕示派アダプター「自己顕示派に追従する層」
後期多数派
22%の同調派「社会潮流に後から参加する層」
17%の雷同派「社会の流れに鈍感な保守層」
9%のつましい生活派「社会の流れに低関心な層」
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